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相模湾のキャスティングシイラのヒットルアーと注意事項

平塚の船宿「庄治郎丸」

相模湾でキハダマグロ/カツオ船が動き始める一足先に、強力な引きで楽しませてくれるのがシイラです。キャスティングセットで、沖の潮目を狙ってボートを流し続けるこの釣りは、ハマるとめちゃくちゃ楽しい釣りですが、初めて乗船するときはそのテンポにちょっとびっくりする釣りでもありました。準備もしっかりしておかないとトラブルだらけになってしまうので忘れないための備忘録です。

これは、僕が神奈川県平塚港の遊漁船「庄治郎丸」さんにお世話になり、
憧れのシイラに挑み、そして見事に玉砕した、悔しくも学び多き日々でした

この記事を読めば、

  • 夏の相模湾シイラゲームのリアルな状況
  • ヒットしたルアーと準備すべきこと
  • 初心者でも安心して楽しむための注意事項

が分かります。僕の失敗談が、これから挑戦する方にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。

夏の相模湾シイラ釣行とコンディション分析

人が釣ったシイラ

まずは釣行データから。釣りの計画において、海の状況を読み解くことは釣果への第一歩です。

釣行概要

庄治郎丸でシイラを追いかけたポイント

  • 時間: 5:30出船 ~ 12:00沖上がり
  • 釣り場所: 相模湾沖(平塚港発)
  • 利用遊漁船: 庄治郎丸(しょうじろうまる)

庄治郎丸のホームページの出船時間は6時ですが、人気のシイラ船は人が集まり次第出船するようで、この日は5時半には出船しました。早めに港に着いておくのが吉です。

当日の海況とコンディション

  • 釣行日: 2025年6月30日(月)
  • 潮汐: 中潮
  • 天気: 晴れ
  • 気温: 25℃~30℃
  • 海水温: 24℃
  • 風: 南西の風 3m前後
     

  • 釣行日: 2025年7月25日(金)
  •  

  • 潮汐: 大潮
  •  

  • 天気: 晴れ
  •  

  • 気温: 25℃~33℃
  •  

  • 海水温: 23℃~26℃
  •  

  • 風: 南または南西の風 3m~5m前後

潮は適度に動き、風も穏やか。海水温もシイラが活発になる24℃台に達しているのが望ましいです。

オフショア「シイラ」の狙い方

シイラについて

相模湾のシイラ(ぺんぺん)

「シイラ」について少し解説します。
シイラ(鱪、鱰)は、全世界の暖かい海に生息する回遊魚です。
その魅力は何と言っても、その美しい魚体と圧倒的なパワーにあります。

  • 特徴: オスは成長すると額が張り出し「万力(まんりき)」と呼ばれます。
    体色は鮮やかなエメラルドグリーンとイエローで、
    釣り上げられると黄金色に輝くことから「ドルフィンフィッシュ」とも呼ばれます。
  • 生態: 黒潮に乗って日本の沿岸にやってくる夏の代表的なターゲット。
    好奇心が旺盛で、流れ藻や潮目、漂流物といった海面の「変化」に付く習性があります。
    このため、シイラゲームは大海原から漂流物を探す「宝探し」のような側面も持っています。

ルアーへの反応も非常に良く、トップウォータープラグに水面を割って飛び出してくる様は、アングラーなら誰もが興奮する光景です。相模湾でのシイラの釣りも、沖のブイなどを目指して船を進めながら、潮目があったら、潮目に沿って船を進めてくれるので、潮目に向かってどんどんキャスティングしてみんなでシイラを探すような釣りになります。
シイラ狙いでたどり着いた黄色ブイ
沖に設置されているブイなど、障害物にシイラが付きます。できるだけ障害物の近くに投げ込めるかどうかで釣果に差が出るので、キャスティング技術もとても大切。

相模湾のキャスティングシイラのヒットルアーと使い方

【ヒットルアー】マヒジャーク(マングローブスタジオ)

キャスティングミノーといえばこの「マヒジャーク」。
シンキングタイプのミノーで、水面下を攻略するのに欠かせないルアーです。

  • 特徴: 後方重心設計による抜群の飛距離が魅力。広範囲を素早く探ることができます。ジャークした際のキレのあるダートアクションは、スレたシイラにも口を使わせる力を持っています。
  • 使い方: 僕がヒットさせた使い方は、着水後すぐに高速でリールを巻きながら、ロッドを力強く連続でジャークするというもの。シイラは速い動きに非常に好反応を示します。この「高速ジャーク」で、やる気のある個体をリアクションバイトに持ち込みました。

【フォローで使用】マヒペン(マングローブスタジオ)

こちらはフローティングタイプのペンシルベイト。
シイラが浮いていて、トップウォーターに反応が良い状況で威力を発揮します。

  • 特徴: 軽快なドッグウォークアクションで、水面を意識したシイラを誘い出します。移動距離を抑えてネチネチと誘えるため、ピンスポットの攻略にも向いています。
  • 使い方: ロッドティップを軽く弾くように操作し、ルアーが左右に首を振るようにアクションさせます。今回は出番が少なかったですが、シイラがルアーを見切るような状況では、こうしたトップウォータープラグでのアプローチが効果的です。

アシストフックも上部目のものを用意しましょう

シイラに伸ばされたアシストフック
キャスティングルアーだけでなく、ジグも結構有効です。(あまり使ってる人はいないですが)
ただ、3本針ではないので、小物狙いのアシストフックだと、一瞬でこんな風に伸ばされてしまいます。錆びたフックとかは一瞬で折られて悔しい思いをするだけなので、ここはちゃんと新しいフックを装備させましょう。いつ大物がかかるかわからないですからね。

相模湾シイラゲームのタックル

シイラゲーム用のタックル

シイラのパワーに負けないタックルセッティング

  • ロッド: ブラスト・V J60MB 
  • リール: スピニングリール 4000番(HGモデル)
  • ライン: PEライン 2号 200m
  • リーダー: フロロリーダー 50lb を約1.5m
  • アシストフック: 全部バーブレス(必須)

シイラの強烈な引きと長時間のファイトに耐えるため、僕の持っているタックルで最も強めのセッティングで挑みました。
リールは高速リトリーブが有利なため、ハイギア(HG)がよさそうです。ロッドはもっと長い方がよかったですね。。。やはりジギングではなくキャスティングがメインになるので。。。
キャスティングがメインになるものの、ラインもそれなりに太くなるので、リーダーとの結び目はできるだけ小さくなるようにFGノットをがんばりましょう。ラインが太いことでキャスティング時に結び目が絡んでライントラブルになりやすいです。絡まるだけならまだよくて、絡まった糸のせいでルアーが変な方向に勢いよく飛んで行ったりしたこともあり、本当に大けがの元です。安全な釣りをするために結び目やラインのバランスには気を配りましょう。

相模湾でキャスティングシイラができる遊漁船

今回初めて利用した「庄治郎丸」さんですが、結論から言うと
「また行きたい!」と思えるとてもいい遊漁船でした。
船長も気さくで、的確なアドバイスをくれますし、周りの常連さんも親切な方ばかり。
そんなアットホームな雰囲気が「庄治郎丸」さんの大きな魅力だと感じました。船上で出たペットボトルやルアーのパッケージなどのゴミを、すべて回収してくれるのもありがたかったです。

【初心者向け】オフショアキャスティングゲームの注意点

釣りを安全に楽しむために、最低限これだけは準備しておきましょう。

  • ライフジャケット
  • 帽子(強い日差しや、万が一のルアーの接触から身を守るため)
  •  

  • 偏光サングラス(強い日差しや、万が一のルアーの接触から身を守るため)
  • デッキブーツ(船上は濡れて滑りやすいし、シイラが暴れてルアーの針が刺さる可能性もあるので)
  • 酔い止め薬(常に船が走りながらキャスティングを繰り返します。船酔いが心配な方は前日の十分な睡眠と、乗船30分前のの服用をおすすめします)
  • 周りに迷惑をかけないマナー(キャストする際は、必ず後方を確認すること。隣の人と交互に投げるシーンも出てくるので、一声かけたりできるとよりよいですね)

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