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釣りの仕掛けに付き物の「天秤」って何の意味があるのか。タイプごとの使い分けメモ

「天秤(てんびん)」は、釣りの仕掛けで非常に重要なパーツの一つで、特に海釣りや船釣りで頻繁に使用されます。天秤は、釣り糸の先端に取り付けることで、エサやルアーを安定させたり、仕掛けの絡みを防いだりする役割を果たします。ここでは、天秤の基本的な役割と種類、選び方について詳しく説明します。

天秤の基本的な役割

天秤は、釣り仕掛け全体のバランスをとるために使われます。以下のような役割を果たします。

仕掛けの絡み防止: 釣り糸が絡まりにくくなるように設計されており、キャスト時や海流が強い状況でも安定して釣りができます。
エサの動きを自然に見せる: 天秤を使用することで、エサやルアーが自然な動きで水中を漂うようになり、魚に違和感を与えにくくなります。
仕掛けの沈み方を調整: 仕掛けが狙った層にしっかりと沈むようにし、効率的に魚を狙うことができます。

天秤の種類

天秤にはいくつかの種類があり、目的や釣りのスタイルによって使い分けられます。
天秤の形状は、釣り方やターゲットとなる魚種に応じて選ぶことが重要です。代表的な形状には「ストレート型」や「弓型」などがあり、それぞれに特徴と使いどころがあります。

  1. 片天秤: シンプルな形状で、主に船釣りや底釣りで使用されます。オモリが一方の端に取り付けられ、もう一方に仕掛けがつきます。
  2. 両天秤: 両方の端に仕掛けを取り付けることができるため、2つのエサを同時に使ったり、異なる魚を狙ったりする際に便利です。
  3. サイド天秤: ルアーやエサがより自由に動くように設計されており、特に海底の魚を狙う際に効果的です。
  4. くるくる天秤: 回転部分があることで仕掛けの絡みを防ぎ、スムーズにエサやルアーが動くようにします。
  5. ストレート型天秤: シンプルで直線的な形状の天秤です。仕掛けの絡みが少なく、安定した動きを見せるため、オモリや仕掛けが真っ直ぐに沈むようになっています。潮流が強い場所や、底物を狙う際に適しています。また、シンプルな構造で扱いやすいため、初心者にもおすすめです
  6. 弓型天秤: 弓のように曲がった形状をしており、ストレート型と比べてエサやルアーがより自由に動くように設計されています。このため、魚が食いついた際に違和感を与えにくく、食い込みが良くなるとされています。特に、アジやサバ、イワシなどの中層を泳ぐ魚を狙うときに効果的です。
  7. V型天秤: V字に折れ曲がったデザインの天秤で、仕掛け全体が広がりやすくなっています。仕掛けが絡みにくく、潮流に乗せてエサを漂わせたい場合に便利です。流し釣りや、エサを広範囲にアピールしたいときに使われることが多いです。

ストレート天秤と弓型天秤のメリット・デメリット

    ストレート型

  • メリット:シャクる時やファイト時にラインと天秤、魚が一直線になって水の抵抗も減り、魚にダイレクトにパワーが伝わる
  • デメリット:フォール時に弓型に比べると若干絡みやすい</li>

デメリットの「絡みやすい」は個人的にかなり致命的・・・。
釣り具のトラブル対応は、釣りしている時間が短くなって釣果ダウンに直結するし、なによりめちゃくちゃストレス・・・
天秤利用のかなり防止にかなり詳しく書いてあるサイトがあったのでメモ。

    弓型

  • メリット:バネの役割をするので、向こう合わせでも針がかりしやすい(ある程度力がかかると反発する)、ファイト中に急に魚が突っ込んでも少しだけショックを吸収してくれる
  • デメリット:水の抵抗を受けてシャクったときとかちょっと余分に重く、アームがショックを吸収するのでガツンとした合わせが決まりにくい

天秤の選び方

天秤を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

  • 釣りのターゲット: 釣る魚の種類やサイズに応じて、適切な天秤を選ぶ必要があります。大きな魚を狙う場合は、ストレート型天秤の中でも太く、強度のあるものを選ぶと安心です。
  • 潮流や水深に応じた選択: 弓型天秤は潮流が強い場所でもエサが自然に動くように設計されており、中層を狙いたい時に向いています。一方、ストレート型天秤は潮流が弱い場所でエサがしっかり沈むように安定した動きを見せるため、底物を狙うときに適しています。
  • 釣りスタイル: ルアー釣り、エサ釣り、船釣りなど、それぞれに最適な天秤の形状や素材があります。

天秤の使い方のコツ

天秤を効果的に使うためには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

正しい重さのオモリを選ぶ: 仕掛けが狙った層に安定して沈むように、オモリの重さを調整します。
定期的に天秤をチェックする: 釣り中に天秤が絡まったり、壊れたりしないように、定期的に仕掛けを確認しましょう。
使い分ける: 釣り場や状況に応じて、複数の天秤を持ち歩くと便利です。

まとめ

天秤は釣りの効率を上げるために欠かせないパーツで、形状や機能によって釣りのスタイルや状況に応じた使い分けが必要です。ストレート型や弓型、L型、V型など、それぞれの特徴を理解し、ターゲットの魚や釣り場の環境に合わせて最適な天秤を選ぶことで、釣果を上げることができます。天秤選びがうまくなると、釣りの幅が広がり、さまざまな魚種に対応できるようになるでしょう。

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